数式コピーのずれを防ぐ!
3つの「参照」について解説

  • 数式を入力してコピーしたとき

    正しいセルを参照できず、数字がおかしくなることってありませんか?

    そんな数式のずれも「相対参照」「絶対参照」「複合参照」を正しく使えば、防げます♪

    今回は、上記「3つの参照」について説明します!

    ゆみちゃん

    オートフィル機能を使って関数反映させたけど、数式がずれてエラーが出てしまう…

    リン子ちゃん

    そんなときは、絶対参照や複合参照で固定すると良いよ!

    ゆみちゃん

    絶対参照、複合参照ってなに?

    キャリリン

    今回は、「相対参照」「絶対参照」「複合参照」の3つの参照について説明しよう!

    3つの参照について

    数式をコピーしたとき、下図のように正しいセルが参照できずに

    数値がおかしくなったり、エラーが起きた事ありませんか?

     

    そんなエラーを防ぐためにも

    「相対参照」「絶対参照」「複合参照」の3つの参照を使い分ける必要があります。

    相対参照

    相対参照を使うと、貼り付けたセルによって、参照するセルも移動します。

    具体例として、下図にある「各商品の合計金額」を求めたいと思います。

     

    まずは、[D2]に、単価と数量をかける数式を入力します。

    あとはオートフィル機能を使って下にドラッグするだけです。

    参照するセルも移動して、正しく数式が反映されました♪

    絶対参照

    絶対参照を使うと、貼り付けたセル関わらず、参照元の列・行ともに固定されます。

    具体例として、下図にある「各商品の10%割引した金額」を求めたいと思います。

    まずは、[4C]に単価と割引率をかける数式を入力します

    割引率が入ったセルは、数式が入るセルの列や行がずれても変わらないように

    [C1]と入力したタイミングで「F4」キーを1度押して$マークで固定させます。

    すると、[C1]が[$C$1]に変わりました。

    あとは、オートフィル機能でドラッグすると

    [C1]は固定されたまま、数式が反映されました♪

    複合参照

    複合参照を使うと、参照元の列もしくは行、どちらかが固定されます。

    具体例として、下図にある「1月2月に実施する各商品の割引額」を求めたいと思います。

    まずは、[C5]に単価と1月の割引率をかける数式を入力します

    2月の割引額とその他の商品の割引額もオートフィル機能でまとめて求めたいので下記のようにします。

    ●単価が入ったセルは、列だけ固定
    ●割引額が入ったセルは、行だけ固定

     

    数式としては「=$B5*B$2」です。

    $が直前についた方が固定されるため、単価は「B列」、割引率は「2行目」が固定される事になります。

    あとは、2月の割引額と他の商品の割引額を求めるために

    オートフィル機能でドラッグすると、行列それぞれ固定されまま参照されました♪

    ※小数点以下、四捨五入しています

    F4キーについて

    F4キーを押す回数によって、固定される場所が変わります。

    1回

    絶対参照($A$1)

    行・列どちらも固定

    2回

    複合参照(A$1)

    行だけ固定

    3回

    複合参照($A1)

    列だけ固定

    4回

    相対参照(A1)

    固定なし

     

    ゆみちゃん

    3つの参照を上手く使えば、コピーやオートフィル機能だけで他のデータにも関数反映できるから時短にも繋がるね!

    リン子ちゃん

    ぜひ使ってみてね!

    次回は、特定のデータを取り出す「INDEX関数」についてご紹介します。

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