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2023.9.27

事務職への転職は難しい?未経験から採用を勝ち取る4つのコツ

ワークライフバランスを取りやすい事務職は、今高い人気を集めています。それだけに競争率が高く、転職のハードルは高めです。そのため選考では、企業が求める人材であることを的確にアピールしなければいけません。スキルを証明する資格取得も有効です。
そこで本記事では、事務職への転職を成功させるコツと、おすすめの資格などを紹介します。

未経験から事務職への転職は難しい?リアルな現状

一般的にワークライフバランスが取りやすく、体力的な負担が少ない事務職は、求職者から高い人気を集めている職種です。未経験でもチャレンジしやすいのも魅力です。

しかしその分、例えばハローワークでも最も希望者が多いため、転職の難易度は高めです。

就職の難易度の指標となる有効求人倍率に関しても、一般事務や営業・販売事務などを含む「事務従事者」の有効求人倍率は0.42(令和5年5月分)で、介護サービス職や接客・給仕職などを含む「サービス職業従事者」の2.86に比べ、2.44ポイントも「就職しにくい」という結果が出ています。

出典:厚生労働省 一般職業紹介状況(令和5年5月分)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33806.html
https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001112150.pdf

そのため事務職へ転職するには、ポイントを押さえた的確なアピールが重要になってきます。

事務職への転職を成功させる3つのコツ

次に挙げる3つのポイントは、どれも重要です。

①事務職の転職に有利な資格を取得する
②実践的なスキルを身に付ける
③ポジティブな志望動機や転職理由を考える

ひとつずつ詳しく解説します。

①事務職の転職に有利な資格を取得する
事務職に関連する資格を取得するのも、採用へと一歩近づくポイントです。
次に紹介する資格は、どれもスキルの習得も兼ねられて一石二鳥です。
マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)
WordやExcel、PowerPointなどのスキルを証明できる国際的資格が「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)」です。「パソコンを使える」というアピールに説得力を持たせられます。
対策学習によって、関数やプレゼン用の資料作成、ピボットテーブルなど、さまざまな機能を使いこなす実務力も磨けます。
業務効率化にも役立てられる上、周囲がExcelのトラブルに直面した時などにもサポートができる、持っていて損はない資格です。
日商簿記
日商簿記は、事務職はもちろん、あらゆる業種で高く評価される資格です。
会計知識を始め、財務諸表から経営状況を分析する力なども磨けるため、転職した後も、あらゆる業務を財務的な視点から見られるようになります。
特に1級は、公認会計士や税理士などの国家資格の取得にもつながる、一生ものの資格です。
TOEIC(スコア600以上)
TOEICで600点以上のスコアを保持していることも、有効なアピール材料です。
外資系企業や日系グローバル企業はもちろん、日本企業でも今後、海外の担当者や顧客、外国籍の従業員とやり取りをする機会が増加していくことが見込まれます。
そのため、TOEICで600点以上を取得している人は競争力があると捉えられます。ただし600点ではまだ流暢に英語を使えるとは言いにくい部分もあるので、700点、800点を目標にスコアアップに励むと、より付加価値が高まります。
②実践的なスキルを身に付ける
資格取得と並行しながら、事務職に求められるPCスキルなどの実践的なスキルも磨いてください。
本やセミナーなども活用して、どの現場でも役立つビジネスマナーとコミュニケーション能力を身に付けておくことも大切です。
同程度の業務スキルを持っている志望者が複数選考に訪れた場合、採用の最後の決め手になるのがビジネスマナーとコミュニケーション能力だという話はめずらしくありません。
③ポジティブな志望動機や転職理由を考える
好印象を与える志望動機や転職理由をしっかり考えておくことも、採用の可能性を高めるために大切です。
まずは企業理念、経営理念、経営方針、目指す企業像、ESG憲章、行動指針、社長のあいさつなどの企業メッセージを、コーポレートサイトを使って徹底的に集めましょう。
企業理念をしっかりと理解することで、自分が入社後になすべき仕事や、期待されている役割が掴めてきます。
それらを踏まえて、「自分にはこのようなスキルがあり、日々の業務を円滑に進められる。会社の課題も自分ごととして捉え、事務職として、業務効率向上で会社の業績向上に貢献できる」など、ポジティブかつ具体的な提案をするのがおすすめです。

事務職への転職は、未経験者が就業しやすい派遣もおすすめ

そもそも事務職は、正社員の求人が少ないという現状があります。
そのため、未経験でも就業しやすい派遣社員から始めて、長期的に将来のキャリアアップを目指すことも現実的な選択肢です。

例えば紹介予定派遣は、正社員へのステップアップが比較的容易です。

「紹介予定派遣」なら直接雇用も狙える
紹介予定派遣とは、雇用期間の満了と共に関係性が終わる通常の派遣(有期雇用派遣)とは異なり、「派遣先と直接雇用関係を結ぶ」ことを前提とした派遣のことです。ただし、直接雇用とは、必ずしも正社員には限られません。
最大6か月以内の派遣期間が終わった後、派遣社員本人と派遣先が合意すれば、社員、契約社員、パート、アルバイトなどの直接雇用に切り替わります。
安定した「無期雇用派遣」になる選択肢も
雇用と収入が安定しやすい「無期雇用派遣」を選ぶのも有効です。
無期雇用派遣は、派遣会社と直接雇用関係を結ぶ制度を指します。派遣先が決まっている・決まっていないに関わらず、派遣会社から給与や休業手当を受け取り続けられるのが魅力です。この点で、派遣先での就業がない状態では原則給与などを受け取れない有期雇用派遣よりも安定感があり、正社員に近い労働形態となっています。
正社員の求人が少ない事務職でも、このように無期雇用派遣を選ぶことで、正社員に近い形での就業が可能です。

キャリアリンクなら、充実した研修やキャリアコンサルが受けられる

派遣社員として働くことも視野に入れるのであれば、おすすめしたいのが派遣会社「キャリアリンク」です。

一般事務の人材派遣サービスに特化しており、パソコンスキルの習得や公的資格取得の対策講座、コミュニケーションやタイムマネジメントのビジネススキル養成講座、キャリアコンサルタントによるキャリアパスデザイン支援などのフォロー体制が整備されています。

スキルアップしやすい環境が整っているのも魅力です。キャリアコンサルタントへ相談することで、長期的なキャリアプランも立てられます。

未経験からの事務職への転職は容易ではないものの、ポイントを押さえ資格などを取得することで、道が開けることもあります。紹介予定派遣や無期雇用派遣といった手段も考慮に入れつつ、転職を成功させましょう。

まとめ

事務職はワークライフバランスが取りやすい人気の職種です。
しかし転職のハードルは高く、選考をパスするための対策をとりながら、スキルアップにも努める必要があります。

そのため、あえて派遣社員としてキャリアアップを狙うのも有効です。その際は、バックアップ体制が整っている派遣会社、キャリアリンクへお気軽にご相談ください。

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